【コラム第121回】イタリア軒をリニューアル

私が代表を務めるNSGグループが運営する、新潟市の老舗ホテル「イタリア軒」が大規模なリニューアルをおこない、新しい姿となりました。

イタリア軒は、1874年(明治7年)にイタリア人が県令(現在の知事)をはじめとする新潟の人たちの支援を受けて、牛鍋を中心としたイタリア料理店を日本ではじめて創業しました。明治の文明開化の雰囲気がある西洋料理の店として、市民や新潟を訪れる皆さまに親しまれて来ました。
1976年にホテルへと業態を拡大、地元放送局から経営譲渡を受け当グループの一員となりました。その後「イタリア」をコンセプトに、その歴史的価値も生かしながらホテル全体のリニューアルに取り組んでまいりました。

改装は、昨秋の宴会場の改装からスタートしました。さらに今年3月には、最上階のレストランバーを100人規模の披露宴が可能な宴会場に一新。ブライダルサロンを新設するなど、婚礼部門に力を入れた改修を行いました。
さらに4月には、メニューを大幅に変更した中華レストラン、さらには会員制のバーの改装を行いました。また7月には、1階の洋食店「リストランテ・マルコポーロ」をリニューアルオープン。イタリアの冒険家、マルコ・ポーロの航海をコンセプトにしています。船舶用の照明や、船に使う丸窓のデザインのミラー。床は、航海図を大理石モザイクで表現しています。
西堀からも、ピザを焼く様子が良く見える街との一体感を考慮したつくりとなっています。ホテル内の全レストランでは、豊浦牛をはじめ様々な県内素材を活用していきます。
9月5日には2階にレストラン「西洋料理ローザ」が16年ぶりにオープンしました。ローザはイタリア語でバラを意味します。40席あるローザは、落ち着いた赤を基調とする絨毯が敷かれ、木目調の天井と新調したテーブルやシャンデリアそして暖炉が高級な雰囲気を醸し出すレストランとなりました。

イタリア軒は街歩きや古町芸妓の艶やかさに出会える西堀、まさに柳都新潟を象徴する場所に位置しています。その意味を十分に生かしながら、地元の商店などとも連携しその役割を果たしてまいりたいと考えております。
工事中のフロント、ロビーも今月中にリニューアルを終えます。新潟の食文化を楽しめるレストランとして、そして新潟を楽しむ拠点として、日本を訪れるイタリアの皆さんが立ち寄りたいと思えるような「レジェンドホテル」とすべく、努力していきたいと思います。

                                 〆