平昌冬季オリンピックに見る『スポーツの力』【コラム155】

平昌冬季オリンピックが閉幕しましたが、日本選手たちが素晴らしい活躍を見せてくれました。皆さんも連日テレビなどを通じて観戦し、声援を送っていたのではないでしょうか。私も手に汗を握り、胸をわくわくさせながら日本選手達の活躍を応援していました。

大けがを克服して2大会連続の金メダルを獲得したフィギュアスケートの羽生結弦選手、前回ソチ大会の雪辱を金メダルで果たしたスケートの小平奈緒選手、抜群のチームワークで並みいる強豪国に勝利した女子チームパシュートをはじめ、選手達がこれまでの苦労や壁を乗り越えて試合に挑み、最高のパフォーマンスを発揮しました。選手達の努力の過程や競技にかける思い、チームメイトやライバルとの友情、選手を支える家族やコーチとの絆など、選手それぞれに物語があり、感動を与えてくれました。

NSGグループにゆかりのある選手では、開志国際高校の卒業生である平野歩夢選手が、スノーボード男子ハーフパイプでソチ大会に続く2大会連続の銀メダルに輝きました。また、スノーボード女子ハーフパイプに出場した開志国際高校3年生の冨田せな選手が初めてのオリンピック出場で8位入賞、チームアルビレックス所属で全日本ウインタースポーツ専門学校卒業生の藤森由香選手と同じく同校卒業生の広野あさみ選手が、スノーボード女子スロープスタイルとビッグエアに出場しました。藤森選手はトリノ、バンクーバー、ソチオリンピックにスノーボードクロスで出場し、今大会は種目を変えて挑戦し、見事7位入賞を果たしました。

各選手の地元ではパブリックビューイングが行われ、世代を超えて一丸となり地元選手の活躍を願って声援を送る様子も報道されていました。オリンピックという世界の大舞台で光を浴びる選手は、少年少女たちの憧れの存在であり、地元の誇りであろうと思います。選手に送る声援も一際大きく、熱が入っているように映りました。そうした様子を見ながら、スポーツは人々に感動を与え、地域に活気をもたらす力があると改めて感じました。

アスリートが世界の舞台で活躍する事によって、その後の地域の発展に大きな影響を与えることもあります。
例えば平野選手の出身地である村上市では前回のソチ大会後に、夏場でもスノーボードのジャンプを練習できる日本最大級の施設が平野選手の支援者と行政が協力して整備されました。また、2020年東京オリンピック・パラリンピックの正式種目となった「スケートボード」に出場できる選手育成と地域活性化を目指し、国内最大規模の屋内スケートボード施設を建設する予定もあります。地域に素晴らしい練習環境が整えられ、平野選手に憧れる子どもたちが世界を夢見て練習に励むことで、やがて新たな世界のトップアスリートが生まれてくることでしょう。

2020年にはいよいよ日本でオリンピック、パラリンピックが開催されます。新潟医療福祉大学に所属する水泳の松井浩亮選手や、アルビレックスランニングクラブへの所属が決まった同大学の前山美優選手、開志国際高校生でテニスの世界レベルの大会で活躍する内藤祐希選手などをはじめ、夏季大会でも各競技に有望な選手がいます。東京オリンピックに出場して活躍し、地域に明るい話題を提供してくれることを期待しています。
そして、オリンピックを契機に新潟そして各地域がさらに元気になっていってほしいと思います。         〆