外国人介護福祉士の育成と活躍~専門学校と介護福祉施設の連携~【コラム161】

NSGグループの(福)愛宕福祉会の「愛宕の園」と(医)愛広会の「尾山愛広苑」では、今年4月から2名のベトナム人介護福祉士が活躍しています。

昨年9月に出入国管理及び難民認定法が改正され、外国人の在留資格に「介護」が新設されました。日本の専門学校や大学などの介護福祉士養成施設で留学生として学び、介護福祉士の国家資格を取得し、介護業務に従事する方には在留資格が与えられます。
こうした法改正の背景には介護分野の人材不足があります。厚生労働省が発表した介護人材の需給推計によると、2025年に団塊の世代が全員75歳以上になり、全国で約245万人の介護人材が必要なところ約33万7千人が不足する見込みとのことです。新潟県においては44,360人の需要に対して3,973人の供給が不足し、首都圏など大都市圏では数万人単位での介護人材不足が懸念されています。法改正により今後外国人材の登用が期待されています。

NSGグループで働き始めたベトナム人の女性2名は、日本語を学んだ後に国際こども・福祉カレッジに入学し2年間介護を専門的に学びました。日本人でも難しい国家試験を日本語で受験し、見事一発で合格。本人たちの努力はもちろんですが、初めての留学生をなんとか合格させようと学校も精一杯サポートしました。
また、介護を学ぶ留学生を経済的な面からもサポートする奨学金の制度も用意しています。学生は在学中の学費や生活費を(福)愛宕福祉会や(医)愛広会から奨学金として受給し、学業に専念することができます。卒業後それぞれの法人の運営する施設で5年間職員として働くことが求められます。学費分の返済は必要なく、生活費分のみを働いて得る給与から返済するだけで済むという仕組みです。

4月から働き始めた2人は日本語も大変上手で職場に溶け込み、施設の利用者様や同僚からも大変親しまれています。これから介護の現場で働く外国人はますます増えてくることが見込まれています。今後のそうした際の体制を整える上でも、彼女たちにはこれから入職してくる外国人職員の相談相手や、現場の指導者としても活躍してくれることを期待しています。      〆