eスポーツ分野で活躍する人材を育成【コラム165】

新潟県で27校の専門学校を展開するNSGカレッジリーグでは、市場規模が急成長しているeスポーツの分野で活躍する人材育成を開始します。新潟コンピュータ専門学校(NCC)では「eスポーツゲーム開発コース」「eスポーツプロゲーマーコース」を、新潟ビジネス専門学校(NBC)では「eスポーツプランナーコース」を2019年4月に開設を予定し、現在準備を進めています。また、JAPANサッカーカレッジ(CUPS)においては、eスポーツチームの運営などを行う株式会社eスポーツジャパンと提携し、2020年4月に「eスポーツマネジメントコース」を開設する計画です。

以前は一部の人々の中で楽しまれていたeスポーツですが、海外でeスポーツが盛り上がりを見せ、それを取り巻くビジネスが生まれ、大きく成長しています。日本においてもeスポーツイベントには大勢の人が集まり、ゲーム業界やスポーツ業界、イベントプロモーター、マスメディアなどがそこに関わり、産業の一分野として確立されました。 2017年度のeスポーツ産業の市場規模は世界全体で約700億円、視聴者の規模は3億3,500万人とも言われています。そしてその規模は今後ますます拡大することが期待されています。

eスポーツという産業分野が今後更に成長、発展していくためには、その分野で活躍する人材が必要になります。新たな産業が興れば、その分野の専門性を身に付けた人材を育成することで、産業発展に寄与していくのが私たちNSGグループであるという考えから、こうしたeスポーツ専門コースの設置にいたりました。

7月に行ったNSGカレッジリーグの合同学園祭「NSG夏フェス」では、eスポーツ大会を企画し、2日間で全国から約5000人が集まり、大きな盛り上がりを見せました。地方都市でのこうした大会は先駆的な取り組みでしたが、このイベントの成功は大都市圏だけではなく、地方においてもeスポーツが産業として大きなチャンスがあると証明できたのではないでしょうか。2019年4月には、新潟市中央区古町のNSGスクエアにeスポーツの対戦・観戦ができる「eスポーツスタジアム」を新潟コンピュータ専門学校の教育施設の一つとして設けることも予定しています。NSGグループでは、eスポーツ分野で活躍する人材育成をスタートに、同分野の発展に寄与する事業に積極的に取り組んで参りたいと思います。       〆