2019年の年頭にあたって【コラム166】

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申しあげます。年頭にあたり一言ご挨拶を申し上げます。

政府は地方創生を政策の最重要課題に掲げ取り組んでいますが、東京圏への転入超過は12万人と、東京一極集中の傾向は続いています。東京圏と地方との所得格差は大きく、また地方においては人材不足が深刻な状況です。
今後の国の発展、繁栄を考える上で、東京一極集中という状況は同一化に陥り、非常に危険であると感じています。多様な価値観や考え方がぶつかり合うことで活発な議論が交わされ、より良いアイデアが生まれます。そのためには、全国の各地方から多様な考え、価値観を持った人材が中央に集まることが必要であるし、それを可能とするためには、地方のまちが活性化していなければいけません。個性あふれる各地方が、それぞれの地域を守り、豊かにする人材を育てると共に、一部、国の中央で政に参加したり、グローバルで活躍したりするような人材を輩出していくような状況が望ましいと考えます。

NSGグループは、1976年11月に創立し現在43年目、今年後半には44年目に入ります。創立以来、「新潟を世界一豊かで幸せなまち」にしたいという思いで、さまざまな新しい事業にチャレンジし、これまで歩みを進めてきました。また、私は日本ニュービジネス協議会連合会の会長として、政府が進める地方創生の中核にある、「まち・ひと・しごと創生会議」に有識者として参加し、全国の企業経営者から聞こえてくる声や、新潟での実践を通して得た経験や課題について発言する機会をいただいています。
まち・ひと・しごと創生総合戦略は今年5年目を迎え、地方創生への機運は高まってきていると感じています。東京圏から地方へ人の流れを促進する具体的な取り組みも実行されます。具体的には、UIJターンにより、地方に移住して起業する場合には最大300万円、地方公共団体が選定した企業に就職した場合には最大100万円を支援するという制度づくりが進められています。

しかし、いくら政府が力を入れて進めようと支援策を講じても、それだけでは地方創生は進みません。地方創生の主役は民であり、力強く進めていくのは私たち民間の力であると考えます。

NSGグループでは、今年4月に33校目となる専門学校「新潟法律大学校」や幼保連携型認定こども園「開志上所こども園」を新たに開設する予定です。また、2020年4月の開学に向けて「開志専門職大学(仮称)」の設置準備を進めています(設置認可申請中)。専門職大学は、実践的な職業教育に対する社会の要請に応じて、国が55年ぶりに創設した新たな制度に基づく大学です。「事業創造学部」「国際観光学部」「ICT高度情報学部」「アニメ・マンガ学部」の4学部を設置し、産業界を活性化する人材を育成することで地域の発展に貢献してまいりたいと考えています。
NSGグループは、創立以来掲げてきた「人々の幸福と豊かさを実現する」という経営理念の下、今年も全力で取り組んでまいります。皆様におかれましても、幸多い一年となりますことを祈念しております。                 〆