安心して暮らせる社会をささえる医療の充実~新潟脳外科病院でサイバーナイフを導入【コラム169】

NSGグループの医療法人泰庸会が運営する新潟脳外科病院は、最先端の放射線治療装置「サイバーナイフ」を導入します。
サイバーナイフとは、ロボットアームに軽量の小型直線加速器を搭載して、高線量を1ミリメートル未満の誤差精度で照射することができる放射線治療システムです。
一般的な放射線治療装置と比べ多くの方向からピンポイントで照射することができ、複雑な形状をした腫瘍でも、周辺の正常細胞などの組織への影響を最小限にとどめ、安全に治療を行う事ができます。
この装置は体幹部の腫瘍の治療にも効果を発揮しますが、主に頭蓋内に発生する比較的小さい腫瘍を対象として治療をスタートします。判断の難しい症例については、治療の適応判断、放射線治療計画について経験豊富な新潟大学病院の放射線治療医や脳神経外科医と連携して行います。また精度管理は十分な臨床研修を積んだ認定医学物理士により、徹底して行われます。

こうした治療を受ける事ができる医療施設は新潟県内では他にはなく、東日本の日本海側では富山県の病院と新潟脳外科病院だけとなります
新潟脳外科病院では、地域全体の患者様の治療の選択肢を広げるためにも、ぜひ設備を導入したいと準備を進めてきました。
新潟脳外科病院は、1988年に設立された脳血管障害を中心とする脳神経外科の専門病院で、2015年にNSGグループに加わりました。この度は「サイバーナイフ」を整備し、更に充実した医療を提供する事ができる環境が整ったと思います。地域の皆様には、わざわざ遠方にまで行かずとも新潟で最先端の医療を受ける事ができ、そして、こうした貴重な設備を整えた病院として、全国の患者様とご家族の期待に応えることができるのではないかと思います。また、インバウンドにおいて、先進医療によるメディカルツーリズムが注目を集めていますが、周辺諸国からのニーズもあることでしょう。

私が町づくりに取り組んできた中で、幸せな地域に欠かせないものとして、医療・介護・福祉事業に力を入れてきました。NSGグループが医療・介護・福祉分野に関わるようになったのは、1980年代の半ば、来たる高齢化社会を見据えて、専門学校で介護福祉分野の人材育成を始めたことがきっかけでした。その後1993年に病院の経営に参画し医療法人愛広会を設立。以来、地域のニーズに応え、社会福祉法人や介護サービス事業を運営する株式会社を設立して多様な施設を開設してまいりました。
昨年12月には新潟県胎内市で地域医療の中核を担う医療法人社団共生会の「中条中央病院」もNSGグループに加わりました。

団塊の世代が間もなく75歳を迎える日本は、全人口の「4人に1人が後期高齢者」という超高齢社会を目前に控え、医療・介護・福祉の充実が更に重要性を増しています。人々が日常的に幸福感を感じる上で、健康や老後の生活に対する安心感は非常に重要な要素です。それを支える役割を果たす医療・介護・福祉分野において、充実したサービスを提供することで、地域の人々の幸せに貢献するべく取り組んでまいりたいと思います。           〆