【コラム第38回】 新潟を愛してやまない若者たちへ「にいがた未来塾」発足

 『にいがた未来塾』の第1回が下記の呼びかけで、6月16日(月)、新潟市中央区東掘通のジョイアミーアにおいて開催されました。開催時間を目前にそれぞれの仕事を終え、続々と集まってきた様々な職業の若者たちは、開催前から見知らぬ者同士で名刺交換をはじめました。こちらのお膳立てなく自ら意欲的に交流を図る姿に、早くもこれから始まるであろう未来塾の行く末がますます楽しみになりました。
 第1回目の勉強会講師は塾長である私が務めました。100名を超える若い人たちを前に、『にいがた未来塾』の設立趣旨に始まり、私の生い立ちや起業家として新潟にかける思い、アルビレックス新潟がもたらした地域活性化などを話しました。最後にどうしても伝えたい思いとして、「志と行動なくして問題は解決せず、夢は実現しないということ。本気でやる人に私は協力と支援は惜しまないということ。ぜひこの『にいがた未来塾』を活かしてほしいということ。」などを話しました。精一杯の私の思いを伝え元気を持ってもらおうと思っていたのですが、むしろ私のほうが真剣な眼差しからパワーをもらった気がしました。期待以上のエネルギー、情熱を新潟の若者が持っていたといううれしい誤算でした。
 第2部の懇親会では、今後のこの会の活動への思いを語る者、参加者同士交流を発展させる者、それぞれの形で未来塾を楽しんでいたようでした。あまりの熱気に当初予定していた会の進行を変更せざるを得ないほどの盛会になりました。
 今後、篠田新潟市長、インターネットオークションのピッターズやモバゲータウンなどで知られる㈱ディー・エヌ・エーの南場智子社長(新潟市出身)等、新潟を愛し各界でご活躍される方々を講師としてお迎えすることにしています。

 参加される塾生が、講師や仲間からの刺激を受けて、この会をどんどん発展させ、志を持って新潟をリードしていってくれる人材に成長してくれることを期待します。そして私も彼等の柔軟な考え・意思に大いに学ぼうと考えています。


『にいがた未来塾』事務局連絡先          tetsu974@hotmail.com

ジョイアミーア          http://www.niigata-gioiamia.com/           



~参考~


平成20年5月吉日

新潟を愛してやまない若者たちへ

にいがた未来塾

塾長 池田 弘

 

「にいがた未来塾」設立のお知らせ

 2007年4月、新潟市は本州日本海側初の政令指定都市になりました。まさに環日本海の交流拠点としての、そして活力に満ちた魅力的な都市への発展が期待されるところです。そのためには、経済や産業面ではもちろんのこと、精神的にも自立した豊かな文化の薫る街でなければなりません。

 新潟は、明治の始めには日本一の人口を有する県でした。港は開港五港のひとつに選ばれ、背後に広がる豊穣な越後平野が豊かな産業と文化を育んできました。こうした風土を持つ新潟には多くの潜在力があります。

 幕末を代表する思想家吉田松陰が志士たちを育てた松下村塾。自由闊達な塾風で、福沢諭吉や大村益次郎らの塾生を輩出した緒方洪庵の適塾。日本の大きな転換期には、時代を先駆する人達が集う場がありました。

 いま日本では中央と地方の格差が拡がってきています。大都市だけの発展ではなく、バランスよく自立した個性ある地方が発展していかないと、日本は衰退していくことになります。そうならないためには、まず新潟が、そこに住んでいる私たち自身が誇れるまちを目指し、自らそれを創りあげていくことで地方発展の先駆的モデルになることが必要です。そしてその新潟モデルが日本に、世界に広がっていくことが、やがて世界の発展につながっていくと、私は確信しています。

 そのために、私は新潟の若者たちが世界一のまちづくりを目指し、そのことを語り、実践する場をつくりました。新潟を愛してやまない若者たちが様々な問題について意見の交換を行い、時には激しく、夜を徹して口角泡を飛ばすような情熱あふれる議論をする集いの場です。

 そこでの議論を通じて集約された考え方は、時には行政や政治への提言となり、また時にはメディアやネットを通じた意見表明という形になることもあるでしょう。いずれにせよそれは、魂のぶつかり合いが生む血の通った充実したものになるはずです。素晴らしいまちづくりのビジョンが何枚も描かれてゆくに違いありません。   

 そしてこうした多角的な角度からの若い人たちの議論は、上から与えられる風土ではなく、自らが考える風土、創造する風土を醸成し、活性化への大きなエネルギーを生み出すものと信じます。

 この塾に、多くの若い皆さんに参加していただき、活発な交流が行われ、新潟をリードする人々が輩出されることを期待しています。