【コラム第23回】 NSGグループ30周年記念式典 『30thこれからもずっとNIIGATAに』

 3月26日、新潟市の朱鷺メッセコンベンションホールで、『30thこれからもずっとNIIGATAに』をテーマにしたNSGグループ創立30周年記念式典を挙行させていただきました。
 式典には、篠田新潟市長をはじめとする市町村の首長の方々、吉田六左エ門衆議院議員、近藤基彦衆議院議員、国、県、市町村議員の方々、新潟はもとより、北は北海道、南は沖縄まで、教育界、経済界などお世話になっている各界の方々、お取引先様、卒業生、学生、遠く海外から姉妹校の学長も駆け付けて下さり、総勢3,100名の盛会となりました。心から感謝致します。また、残念ながら、当日会場にお越しいただけなかった方々からも、たくさんのお祝いと励ましをいただき、この場をお借りして御礼申し上げます。
 
 その日は、式典開場前から、信濃川を背にした朱鷺メッセの広く長いエスプラナードをNSGグループ37部門の展示ブースが埋め尽くしていました。
 お越し頂いたお客様にNSGグループをよく知っていただきたくご用意したのですが、何十メートルにも連なるブースの長さに私自身が改めて驚きました。30年前には想像もしなかった学校や施設の数です。ひとつひとつ積み重ねてきた30年を感じました。春の穏やかな陽が差し込む中、教職員の明るい笑顔をとてもまぶしく感じました。
 お客様や教職員に「おめでとうございます。」「お久しぶりです。」と声をかけられ、気軽に会話を交わしながら、会場に向かいました。
 第2会場では、異業種交流会501所属の22歳の社長が若いセンスでプロデュースした13の飲食ブースが立ち並び、式典開催を待つお客様でとても賑わっていました。隣の今回のメイン会場は、前日、プロバスケットボールbjリーグ・新潟アルビレックスBBの今年度ホーム最終試合が開催された会場です。私は控え室に入ってから、前日の盛り上がった試合を思い起こし、これから始まる式典も来てくださった方々の気持ちに応えられるよい式典にしたいとの思いでいっぱいでした。
 しばらくすると、会場で、専門学校生による、ファッションショー・ヘアメイクショー・ゴスペル&ダンスショーがプレイベントとして始まったようでした。若さで溢れんばかりのエネルギーと質の高いパフォーマンスは入場し始めたお客様を魅了し、席につこうとしている人の流れを止めてしまうほどだったとあとになって聞きました。
 そして、いよいよ生島ヒロシさんと新潟出身の伊藤聡子さんの司会による式典の開催でした。オープニング映像が光の落とされた場内に映し出されたあと、グループの37部門の学生や卒業生、職員の入場行進で、『これがNSGグループだ』と銘打った第1部が始まりました。部門を象徴する衣裳や小道具を身に纏い、部門名を記載したプラカードを持っての入場でした。工夫をこらした個性溢れるPRは、時に笑いを誘い、時に関心を誘い、見ている人を楽しませてくれました。活き活きとした教育がなされている様子が学生や教職員の表情からご理解いただけたのではないかなと感じています。
 彼等が並んでできた花道を通り登壇しました。私が神主姿、学院長の渡辺さんはモーニング姿、私が神主の格好で大勢の前に出るのは初めてでしたので、ちょっとしたサプライズになりましたが、愛宕神社の境内を発祥の地としたNSGグループの式典としてふさわしい正装かと思いました。
 私は、ご挨拶の場で、今までこのように教育事業、医療福祉事業、文化・芸術・スポーツ面での支援活動が実現してきたのは、教職員とそのご家族、取引先の皆様、友人、そして活動にご理解いただいた多くの方々のおかげであると感謝の気持ちを述べさせていただきました。また次なるNSGグループの夢も語らせていただきました。短い時間で全てを伝えきることができたかどうかわかりませんが、会場を埋め尽くした約3,100人の熱気に包まれながら、30年の歴史の中で多くの方々に支えられてきた喜びを感じていました。感無量でした。
 ご祝辞は泉田新潟県知事と篠田新潟市長からいただきました。泉田知事からは、ビデオメッセージで、新潟県の学業を理由とした人口流出を抑制し、魅力ある教育環境を整える上で新潟県がNSGグループに期待をしているという趣旨のお言葉をいただきました。篠田新潟市長は、本州日本海側初の政令市誕生があと6日後に迫っていることに触れ、NSGグループの世界水準の取組みに学びながら、またNSGグループがもたらしている活性化効果を増幅させながら、一生働いていける町、雇用の場がある街、安心安全な街、生きがいがある街を政令市として創っていきたいというお話を下さいました。ご両人からのご祝辞から、地域から大きな期待を寄せていただいていると実感し、使命の大きさに身の引き締まる思いでした。
 そして、続いて行われた『NSGグループ宣言』で代表の職員の頼もしい言葉を聞いた時、私はこの先もNSGグループは、期待に応え発展し続けていけるであろうと信じることができました。なぜならひとりひとりの中でNSGイズムが30年間受け継がれてきていると思えたからです。
 こうして第1部が終わりを告げました。

 第2部は、『地域とともにあゆむNSGグループ』ということで、地域社会の中で現在スポーツ・文化・芸術活動などの分野での支援を紹介させていただきました。
 いまや全国で高い評価を受けているアルビレックスチアリーダーズの華麗なパフォーマンスから始まり、その後『アルビレックス』の名を持つ各スポーツチームから代表でお祝いに来てくださった監督・選手に抱負を話していただきました。サッカーからは今期監督2シーズン目の鈴木監督、まもなくプレイオフ進出のバスケットボール廣瀬ヘッドコーチ、開幕目前の野球からは後藤監督。スキー・スノーボードからはトリノ五輪4位の皆川選手、ランニングからは陸上アジア大会銀メダリスト久保倉選手、今期女子サッカーなでしこ1部リーグ昇格の新リーダー野村選手、そしてチアリーダーズから日本初で唯一NFL・NBAチアの経験者柳下ディレクター。いずれもトップクラスの監督やアスリートです。メッセージに共通していたのは、新潟で生まれた地域密着型『アルビレックス』を心から愛し、新潟から全国へ、そして世界へ発信し続けたいという誇り高き夢でした。NSGグループと会場のお客様に元気と勇気を与えてくれたように思います。続くは、新潟の参加型イベントとして定着した『新潟総踊り』のパフォーマンスでした。観ているお客様も手拍子で盛り上がり、ご自身の中に眠っていた新潟人古来の熱い魂のエネルギーを呼び覚まされた方も少なくはなかったでしょう。
 そして最後に、学院長の渡辺さんが心からのお礼と共に「これからの10年、やりたいこと、やらねばならないことがまだまだたくさんある。」と話してくれました。まさにその通りです。
 私がご挨拶で述べさせていただいたNSGグループの今後の夢は4つありました。教育面では、生涯学習の総合的な教育システムを創り上げ、日本一、そして世界一の教育を行っていきたいということ。医療福祉分野では、新潟医療福祉大学を中核として、QOL実現のため、質の高いサポーターを育成し、日本一の評価を頂けるような医療・福祉施設を実践してまいりたいということ。スポーツ・文化・芸術活動支援では、その活発化が新潟に生きる人々の誇りとなるようにこれからも支援してまいりたいということ。そして、新潟の活性化に必要な若い人達の雇用創出のための起業支援として、事業創造大学院大学をコアにし、新潟を中心に501人のリーダーを輩出したいということです。
 平成19年度、政令市となる新潟で、NSGグループ40年へ向けての新たなスタート。今まで築き上げた歴史に新しいチャレンジを加え、これからもずっと新潟に腰を据え、日本に、そして世界に羽ばたいていきたいと思っております。これからも更なるご支援と応援を何卒宜しくお願い申し上げます。

池田 弘