【コラム第12回】“新潟から世界へ挑む”チームアルビレックス新潟・JWSC全日本ウィンタースポーツ専門学校

 いよいよ待ちにまったトリノ冬季オリンピックが始まりました。今回のオリンピックに本県からは、六月のコラムでご紹介したチームアルビレックス新潟と全日本ウィンタースポーツ専門学校(JWSC)から、五人の選手が出場しています。チームアルビレックス新潟からは、アルペン競技で皆川賢太郎選手、広井法代選手、吉岡大輔選手。JWSCからは、スノーボードクロス競技で藤森由香選手、アルペン競技で関塚真美選手です。中でも皆川賢太郎選手は表彰台を狙える選手として新潟のみならず、日本全国から期待がかかっています。彼らを応援する声が新潟県内各地で盛り上がっており、そのひとつとして新潟県JR長岡駅前の商店街には五人を応援する大きなフラッグが掲げられました。『感動を新潟へ、夢を私からあなたへ1up!!』というキャッチフレーズ入りのオレンジのフラッグが商店街を明るく活気づけています。ウィンタースポーツを通して地域の活性化にも貢献しているのです。
 このように全国でも有数のウィンタースポーツ王国のひとつである新潟県を支えるチームとして発足したチームアルビレックス新潟と日本初の本格的ウィンタースポーツの専門学校として業界をリードし続けてきたJWSCから世界で活躍できる選手を輩出できたというのは大変喜ばしいことです。他にも世界的なビッグエアーの大会として10年の歴史を誇るTOYOTA BIG AIRで谷口尊人選手が3位入賞という日本人として三人目の快挙を成し遂げました。またJWSCからは今年も在籍生でプロ資格を取得した選手が既に生まれております。まさにウィンタースポーツを牽引していくのにふさわしい実績が数々でてきています。
 そして、さらにこの春、JWSCに新たに高等部が誕生することになりました。昨今のウィンタースポーツアスリートの育成には若い世代からの段階的な育成プログラムが不可欠とされています。高等部はウィンタースポーツに最適な環境・施設設備の中で、チームアルビレックス新潟所属選手を初めとする、世界・国内の第一線で活躍するアスリートから直接指導を受けることが可能になります。また単位制・通信制高校である開志学園高等学校と教育連携していますので、高等学校卒業資格の取得が可能です。高等部からJWSCまで一貫した教育システムの中で、幅広い教養を身につけた次世代のウィンタースポーツ業界を担う人材の育成が行えるようになったことはウィンタースポーツに夢を馳せる少年少女たちに希望を与えることになるでしょう。第一期生としての入学試験受験者は全国から集まるとともに、今年の全国中学校スキー大会大回転で優勝した選手も含まれています。まさに本物を求めて優秀な選手が集まる新しいアスリート育成プログラムが新潟からはじまるのです。
 雪というと、どうしても重く、暗いイメージがつきまといますので、雪深い新潟はともするとそのようなイメージをもたれることも少なくありません。特に今年は山間地区である津南の一部の地区が雪のため孤立するということがありましたので雪害県というイメージが全国的についてしまったかもしれません。しかし、本来雪の中で繰り広げられるウィンタースポーツは華やかで、明るいものです。県内のウィンタースポーツが華やかに発展していくことは新潟県のイメージを一新してくれるのではないかと期待します。世界を舞台に活躍するチームアルビレックス新潟・JWSCの選手が活躍し、新潟がウィンタースポーツの発信地、メッカと呼ばれるようなきっかけを作ってくれることを楽しみにしています。
 最後にチームアルビレックス新潟の3選手から届いたFAXを紹介します。皆さん、ぜひご声援宜しくお願いします。

池田 弘