【コラム第89回】 渋沢栄一賞を受賞して

このたび、第11回渋沢栄一賞の受賞という栄誉に浴することとなりました。この賞は、企業設立支援活動と合わせ、福祉や教育などの社会事業にも尽力した、渋沢栄一の精神を受け継ぐ経営者を表彰する、というものです。

私の受賞理由は、現在傘下の法人数が19法人、社員・職員数が3700人となったNSGグループを創業し、経営に当たってきた事。地域密着型のビジネスモデルをサッカーチームの経営に導入し、アルビレックス新潟をJリーグの人気チームに育てた事。起業家の育成を地域活性化の一助とすべく取り組んできた事、というものです。

渋沢栄一と言えば、500社もの多種多様な企業を育成した、日本資本主義の父と言われる人物です。私も、起業家育成とニュービジネスの創造をライフワークとし、起業家支援組織「異業種交流会501」を立ち上げて取り組んできただけに、その取り組みが受賞理由の一つに上げられていたことで喜びもひとしおです。

「異業種交流会501」は、渋沢栄一が育てたといわれる企業数500社を、1社でも上回る企業を育成したいという大きな目標にもとづいてネーミングしたものです。以来、既に10年を超える月日が流れましたが、100社を超える企業がこの会の会員となり、若い起業経営者も育ってきております。取り組みが実を結び始めていることを実感する昨今です。

このたびの受賞、誠に光栄です。これを機にますます「起業家育成」への歩みを確かなものとし、生涯をかけて追及してまいりたいと考えています。そして、新潟を幸せな地域づくりのモデルとし、その取り組みをアジアをはじめとする世界各地へ普及させていくべく努力してまいりたいと考えております。

池田 弘