【コラム第92回】 アルビレックスのニューフェイス

 「アルビレックス」の名称は、1996年、サッカーの「アルビレックス新潟」に初めて冠せられました。今では、バスケットボール、野球、陸上、ウインタースポーツ、レーシング、チアリーダーズと多くのスポーツに、その名を冠したチームが誕生しています。そして今、新しくお目見えした「アルビレックス」が、注目を集めています。

 「アルビレックス新潟バルセロナ」、昨年サッカー先進国スぺインのバルセロナの地に誕生しました。このチームは、すでにシンガポールで活躍している「アルビレックス新潟・S」を母体として生まれたものです。カタルーニャ州の4部リーグでプレーしますが、所属選手たちはプロ契約を目指すのはもちろん、国際人として必要な語学力や知識を身に着けることができるよう、様々なプログラムを受けます。
 「オールアルビレックス・スポーツクラブ」は、ライフステージに応じた正しい運動・スポーツの機会を提供することを目的に、今年3月新潟駅南口近くに誕生しました。プロチームのコーチによる指導もあり、ジュニア層の運動機能の向上、シニア層の健康寿命の延伸を目的としたスポーツクラブです。
 アルビレックスは、プロの選手がハイレベルな技を磨くと共に、地域の皆さんが気軽にスポーツを楽しんで健康増進を図ってもらう「総合型地域スポーツクラブ」を目指しており、このスポーツクラブの開設はアルビレックスの地域への一層の浸透をもたらしてくれるものと期待しています。
 「オールアルビレックスミュージアム」は、新潟の地でスポーツ振興を目指すアルビレックスの、歴史や記録に触れていただこうという施設です。今春、新潟日報社の新社屋「メディアシップ」にオープンしました。
 各「アルビレックス」の歴史を紹介する年表や、トロフィーなども展示されています。県都新潟でも賑わいのある万代の地にお目見えしたこの施設、アルビレックスのあれこれに触れていただけるものと思います。

 総合スポーツクラブへを目指すアルビレックス。これからもますます地域のお役にたてる存在となるべく取り組みを進めてまいります。

池田 弘